生理の量が多い、期間が長い、周期がバラバラだ、生理痛がひどい。そんなお悩みで日常生活にも支障がある方は、
いちどご相談ください。生理のトラブルに隠れている病気はないかを確認した上で、ご本人に合った方法で生理を
コントロールし、上手く付き合っていく方法をご相談頂けます。
- 正常な、、、
- 生理周期 25-38日
- 生理の量 20-140g
- 生理期間 3-7日間
生理の量が多い、期間が長い、周期がバラバラだ、生理痛がひどい。そんなお悩みで日常生活にも支障がある方は、
いちどご相談ください。生理のトラブルに隠れている病気はないかを確認した上で、ご本人に合った方法で生理を
コントロールし、上手く付き合っていく方法をご相談頂けます。
外陰部のかゆみと同時に、おりものが多くなったり、色や匂いが気になる、などの症状があれば、ばい菌感染や、
カンジダ腟炎の可能性があります。
外陰部に痒みがある場合、ばい菌感染や、炎症がないかを確認し、必要であれば、軟膏を塗ったり、腟内に薬を入れて
治療をします。
生理期間以外や、閉経後の腟からの出血を「不正出血」と言います。
閉経前の方の不正出血は、ほとんどが、排卵時の出血や、ホルモンバランスの乱れによるものですが、まれに、子宮癌
などの病気が見つかる事もあります。
不正出血のある時は、きっと大丈夫だろうとご自身で判断せずに、いちどご相談頂き、検査を受けることをお勧めします。
また、閉経後の不正出血に関しては、病気のサインである事も多いため、必ず早めに医療機関をご受診ください。
子宮筋腫は婦人科の病気の中でも最も頻度が高く、生殖年齢の20-30%にみられるとされています。
良性腫瘍なので、無症状の小さなものは治療を必要としないものも多いですが、多発することもあり、
できる場所やサイズによっては症状が重く出ることもあります。女性ホルモンによって大きくなり、
閉経後には小さくなります。
子宮の内側に出来た筋腫(粘膜下筋腫)は、小さくても症状が強く、生理の量が多くなったり、妊娠しにくくなったりする
場合もあります。
子宮の外側にできる筋腫(漿膜下筋腫)は、場所やサイズによっては腰痛や頻尿、便秘などが出ることがありますが、
相当大きくなっても症状が乏しいケースも多いです。
治療と経過観察の判断は、筋腫のサイズや位置、症状、日常生活のクオリティ、妊娠を考えているか、などを総合的に
判断して決めることが多いです。
無症状な事も多いため、健診で初めて指摘される事も多い病気ですが、
お腹の上から子宮を触るだけでは正確な大きさの変化や位置が分かりづらい事もあるため、過去に筋腫を指摘された方は、
少なくとも年に1回(サイズや位置によっては4-6ヶ月ごと)は婦人科超音波検査でフォローをしつつ、
治療が必要なのか、経過観察で良いのかを相談する事をお勧めします。
なお、当院では、積極的な治療の必要がない無症状の子宮筋腫のフォローはもちろん、投薬(内服や注射)による治療を
行なっております。
手術が必要な筋腫がある場合は、ご本人と相談のうえ、手術が可能な病院にご紹介させて頂いております。
卵巣は親指大と小さいながらに卵子を蓄えたりホルモンを分泌したりとても重要な役割を持つ臓器です。そんな大事な
卵巣ですが実はさまざまな腫瘍が出来やすい上に病気になっても症状が出づらい「沈黙の臓器」とも言われています。
多少腫れていても自覚症状に乏しく、大きくなって初めて異常に気づき診断されるケースが少なくありません。
卵巣のう腫は、卵巣に液体や脂肪などが溜まってしまう腫瘍の事で、ほとんどの場合は良性です。代表的なものは以下の
通りです。
サイズが小さいものは、ほとんど症状が出ず、月経不順が起きない事も多いため、検診で初めて指摘されるというケースが
ほとんどです。大きくなって来ると、お腹の上から触れたり、腹痛、腰痛、頻尿、便秘、月経異常などの症状を来す事が
あります。また、大きくなったのう腫が、お腹の中でねじれてしまったり(茎捻転)、中に溜まっている液体が漏れ出て
しまった場合は、急な下腹部の激痛が生じる場合があります。
卵巣のう腫は、ほとんどが良性ですが、まれに悪性のもの(卵巣癌)や、
良性と悪性の中間の性質を持つ腫瘍(境界悪性腫瘍)もあるため、
疑わしい場合は内診と共に種々の画像診断(超音波 MRI CTなど)を行い慎重に治療方針を検討していきます。
卵巣のう腫の早期発見には、定期的な検診が重要です。さらに、お腹の張りや痛み、不正出血や生理の異常などの症状がある
場合は、早めにいちどご相談頂き、婦人科超音波などの検査をする事をお勧めします。
当院では、明らかに良性でサイズも変わらない卵巣のう腫のフォローや、投薬による治療を行なっております。
手術が必要な卵巣のう腫がある場合は、ご本人と相談のうえ、手術が可能な病院にご紹介させて頂いております。
日本人女性は平均して50-51歳で閉経すると言われています。(閉経:1年以上生理のない状態、個人差あり)一般的には
閉経を挟んだ約10年を「更年期」と言います。
女性は誰でも歳をとると、卵巣機能が衰えて、
若い時と同じように女性ホルモン(エストロゲン)が分泌出来なくなります。
それによりホルモンバランスが崩れて現れる体の不調が更年期症状です。
症状の出方は個人差が大きく、女性ホルモンの低下だけでなく、その方のもともとの性格や環境も関係する事が
知られています。
症状が重く、日常生活に支障を来す場合は更年期障害と呼び、治療が必要になってきます。自分に起きている体の変化や
心配事を詳しく先生に相談し、その人にいちばん合う治療法を選択することが大切です。
また、女性は更年期を迎えて女性ホルモンの分泌が低下すると、高脂血症や糖尿病、動脈硬化などの生活習慣病や、
骨粗鬆症のリスクも高まります。
女性なら例外なく誰もが通る道ではありますが、どんな事が起こりうるのか、どういった対処法があるのか、
何に気をつけなければいけないのか、を知っておけば、実際にその時期を迎えた時にちょっとは安心して過ごせるのかなと
思います。