子宮頸がんは子宮の入り口に出来る癌で、殆どはヒトパピローマウィルス(HPV)が原因となって発症します。
好発年齢は30-40代とされてきましたが、最近は20代での発症が急激に増えています。
子宮頸がんの原因となるHPVは、性交渉によって感染するウィルスで、sexの経験がある女性の約8割は50歳までにいちどは
感染すると言われている位、ごくありふれたウィルスです。
多くの場合は自己免疫力で自然に消失しますが、ウィルス感染が排除されずに持続すると、一部に「異形成」といわれる
前癌病変や癌が発生すると考えられています。
子宮頸がん検診は非常に有効で、進行癌を防ぎ死亡率を下げるという事が過去の調査から証明されているため、
20歳以上では2年に1回、細胞診による子宮頸がん検診が推奨されています。
日本では、過去1年以内に検診を受けた女性は25%との報告もあり、
欧米の70-80%と比べると検診受診率の低さが目立ちます。
異形成(前癌病変)や初期の子宮頸がんは全く症状がない事もあります。
定期的な検診を受ける事で、早期に発見することが
非常に重要で、早期に発見出来れば、子宮頸がんは比較的予後の良い癌です。
千代田区にお住まいの20歳以上で偶数年齢の方は自己負担無料で検査を受けることが可能です。
受診手順に関してはこちらをご参照ください。